こんちには にち です。
切迫早産で入院すると長期間になることが多く、入院費はいくらかかるか気になっていませんか?
入院は、治療費や薬代だけでなく、食事代や差額ベッド代など他にも細々とかかるお金があります。
また、限度額認定証などの高度医療制度や保険についても知らないと損をすることがあるので、注意してください。
私は実際に3週間、総合病院に切迫早産で入院していました。
治療は主に24時間点滴18日間、2日間内服、先生の診察(エコー、内診)週1回、NST毎日1回でした。
3週間の入院費の総額、内訳、医療保険からいくら入院給付の入金があったかを全てお伝えします。
何が高額医療制度の対象になり、何がならないのかをお教えします。入院している方の参考になるようにお教えします。
目次
切迫早産で3週間入院した時の入院費
大部屋で、差額ベット代はありません。
ほぼ、医療費のみでした。その支払総額は・・・
86,040円です!
1点=3円(3割負担)と仮定して医療費の点数が61376点だったので、
61376点×3=184,128円
ですが、限度額認定証を利用したので、
自己負担限度額(私は正社員で働いていたので)区分エの57,600円
で、プラス診断書代1,300円とご飯代27,140円が加算されています。
57,600円+1,300円+27,140円=86,040円となりました。
この金額になった理由と制度をお教えします。
入院費を全額払う必要がある?
日本には国民皆保険制度という制度があり、働いている方の多くは保険証を提示して3割負担で病院にかかることができます。
ものすごーく簡単な例だと
となる訳です。
ですが、これを実感する人はほとんどいないと思います。
それはなぜか・・・?
病院に行くと窓口で保険証を渡しますよね?その時点で初めから30万円という支払いをしてくださいね。という計算を病院でしてくれます。
私たちはただ保険証を提示するだけで3割負担分の支払の金額しか見ないわけです。
ここからが損をするかどうかの分かれ目ですよ!!!
支払いをするときの参考にしてください。
高額医療制度を知り、限度額認定証を使いましょう!
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
始めから高額になることが分かっている人は限度額認定証を自身が加入している健康保険へ請求し、発行してもらいましょう。窓口での支払額が自己負担限度額の下記の表をもとに計算されますよ。
自己負担限度額とは
自己負担限度額は、年齢および所得状況等により設定されています。
妊婦さんだと70歳以下の区分となり、以下の表になります。
所得区分 | 自己負担限度額 | |
①区分ア | (標準報酬月額83万円以上の方) (報酬月額81万円以上の方) |
252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1% |
②区分イ | 標準報酬月額53万円~79万円の方) (報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方) |
167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1% |
③区分ウ | (標準報酬月額28万円~50万円の方) (報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方) |
80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1% |
④区分エ |
(標準報酬月額26万円以下の方) (報酬月額27万円未満の方) |
57,600円 |
⑤区分オ | (低所得者) (被保険者が市区町村民税の非課税者等) |
35,400円 |
※1総医療費とは保険適用される診察費用の総額(10割)です。
※協会けんぽさんより抜粋
長期で3ヶ月以上の入院となる場合には金額が3ヶ月目から変わってきます。
こちらを参考にしてみてください。
ご主人の扶養に入られている方はご主人の健康保険に扶養者として入っているはずです。ご主人から健康保険組合へ申請してもらうようにお願いしましょう。
なお自己負担限度額の表もご主人の標準月額報酬を参考にしましょう。
私は自己負担限度額の区分はエになります。57,600円の請求でした。
入院費は自己負担分もあります
代表的なのが食事代、差額ベッド代ですね。
食事代の計算方法
食事代は大勢の方が平成30年4月~ 一食460円
食べた回数分料金が請求になります。
私の場合だと 1日の朝ごはんから20日の昼ごはんで59食でした。
59食×460円=27,140円という計算になります。
差額ベッド代はそのランクによりますね^^ 1日数千円~1万数千円くらいかと思います。
利用した日数分×料金がそのまま請求されるので、結構高額になります。
医療保険に入っている人は差額ベット代があっても赤字にならないかもしれないですね。
私は今回は利用していないので、請求はありませんでした。
私の請求でかかっている診断書代
証明書代も自己負担分になります。出産時の出産証明書も自己負担です。
今回は診断書のみで1,300円でした。
医療保険からの入金
入院中に不安になって確認しました。
私は主人の会社の団体医療保険に入っています。
1日入院すると1万円出るタイプです。
切迫早産も医療保険の対象になるそうで、20日の入院なので20万円入金されるそうです。
おや・・・
先ほど総支払額が86,040円とお伝えしましたよね?
今回20万円の入金・・・・これは!!!!(嬉)
今回黒字になりました。
いや~嬉しかったです。
主人の生活費や、上の子の生活費も多めにかかっていることを考えても、黒字です。
保険に入っていてよかったーと思いました。
医療保険は結婚した当時に入ったものでした
医療保険は結婚した時に保険屋さんからおすすめされた保険に入っており、ずーっとそのままかけ続けていた保険です。
と言われて、入院日額1万円の医療保険に入っていました。
会社の保険だと掛け金も安いのでおすすめですよ^^
長男のときにも帝王切開だったのでかなり黒字になりました。
今回も帝王切開の予定なので家計には大助かりの保険となっています。
妊娠中の今からでも入れる保険があるかもしれません。
入院していると今回の給付は難しいかもしれませんが、次に出産するときも切迫早産になる可能性が高いことを考えると、今から探してみてもいいかもしれないですね。
まとめ
・自己負担分はそのまま請求になるので注意しよう
・医療保険には入っておくと安心
支払い明細をもらった時に10万円切っていたのでとても安心しました。
一度は自分の口座から払いますからね・・・
その間の私の収入も途絶えますし、家計としては一時的に赤字になります。
ドキドキでしたが、なんとか支払えたので安心しました。
この金額を見てもらい、ご自身の請求の参考にしてください。