こんにちは にちです。
息子が生後1か月のときに幽門狭窄症と診断されました。
幽門狭窄症と診断されるまではこちら
赤ちゃんに手術をするかどうか迷っている方がこの記事を見ていてくれているといいなと思っています。
目次
肥厚性幽門狭窄症は手術か、投薬の選択だった
①薬を投与して回復を待つ
(入院期間2週間ほど)
②腹腔鏡手術
(退院まで5日ほど)
小児外科の先生からはこの2種類の治療があると聞きました。
赤ちゃんの体重も減ってきて脱水症状が見られるということですぐに選択してください。といわれました。
私だけの判断で決めるしかありませんでした。
一緒に私の実父も来てくれていましたが、私の子供のことだったので選択は任せると言われました。
腹腔鏡手術をお願いした。
先生に手術の傷の残り方を聞き、1センチくらいの傷がお腹の両脇に2か所、おへそに1か所できると聞きました。
傷はそのうち目立たなくなること、男の子だったので大丈夫かなと判断し、腹腔鏡手術をお願いしました。
胃の出口が腫れているような状態なので、その部分をはさみでチョキット切り込みを入れる簡単な手術。全身麻酔になる。
時間も2時間ほどで終わると言っていた気がします。
その日のうちに受診した総合病院から、大学病院に転院の必要がありました。
総合病院だと年に1~2件のレアケースだったようです。
転院に関しての小話
息子は脱水症状の回復の為に点滴を受けていました。
看護師さんの会話の中で、このまま点滴をしたままドクターカーで大学病院まで行くか、点滴を外して自家用車で大学病院まで行くのかわからなかったようで、看護師さんたちがバタバタし始めました。
どうする?点滴外す?
でも脱水してるよね。
みたいな会話をしていたと思います。
結局移動も1時間かかるかどうかだったので、自家用車での転院になり、点滴は外されました。
先生はすぐにでも大学病院に行ってほしいようでしたが、子どもも私も入院に関して必要なものを何も持っていなかったので一度実家に(里帰り中だった)荷物を取りに帰りました。
このとき、NICUから退院した時に小児病棟で1泊した経験が役立ちました。
病院からは入院に必要なものは何も教えてくれませんでした。
なので、小児病棟へ1泊したときにもらった入院に関する必要資料を参考に準備しました。
大学病院に到着したら、次の日に手術だと言われた
脱水症状が出ていたので、すぐに手術しないといけないということでした。
当日手術室に空き出れば手術だったんですが、手術室がいっぱいだったので次の日になりました。
入院準備したあとに病院に向かったので、夜8時くらいに大学病院に着きました。
着いてすぐに先生が出迎えてくれて、長男は点滴をするために処置室へ連れていかれました。
ぎゃん泣きの声が聞こえてきて、また入院になってしまった申し訳なさで一杯でした。
その日に入院した部屋は半個室のようなところで、隣の部屋と扉でつながっているような個室でした。
音や光が漏れるので、隣の部屋の人を起こしたら申し訳ないと思い、3時間ごとに泣く息子の世話は気を遣いました。
幽門狭窄症の
腹腔鏡手術当日
緊急手術だったので空き次第案内されるということを聞いていました。
昼過ぎくらいに開始予定と聞いていましたが、立て込んでいたようで19時くらいに手術室に呼ばれました。
そこから2時間以上かかっていたので終わったのが夜遅かった記憶があります。
旦那と私の両親に来てもらい、手術が終わるのを待ち、無事に終わりました。と先生からお話しを受けました。
これでもう長男は大丈夫だという安心感がありました。
長男は色々な管につながれていたので、みんなが帰ったあと、一人で泣きました。
いままでの苦しみが楽になっていてほしいと思っていました。
調子が良ければ術後5日で退院できるということで、経過観察の入院が始まりました。
肥厚性幽門狭窄症手術後の長男の経過
次の日の朝、明るいところで長男を見た時に顔の色が違う!!!!
すごーく肌が白くなっていました。
いままで、少し黄疸が出ていたみたいです。
手術してよかったー
順調に回復していると思っていました。
手術翌日から3時間ごとに少量のミルクを飲ませるところから、回復治療が始まりました。
10ccをスポイトで飲ませていたような記憶があります。
手術日翌日までは順調でした。
ミルク20ccを超えると吐き戻しがまた始まった
また吐き戻しが始まりました。
先生や看護師さんも不思議がっていました。
手術したから吐き戻すことはないんだけどね・・・と
違う病気を考えてみることになりました。
ミルクアレルギーかもしれない。
そう看護師さんから聞いて、病院に対応するミルクがないので、近くの薬局に片っ端に電話して在庫があるか確認し、病院から指定されたミルクを買いに行ったりしました。
そのミルクを飲ませても吐き戻しは変わらずに続いていました。
結局普通のミルクを飲ませても発疹が出ないので、ミルクアレルギーの疑いは消えました。
まだ原因はわかりません。
造影剤検査をすることになった
アレルギーでもなければ、なんなんだろう?
となり、先生から造影剤検査をすることを伝えられました。
何か暖かい液を該当するところに通すらしく、赤ちゃんには負担があると聞きましたが、やらないと分からないと思って承諾しました。
造影室に入ると何人かの先生が待ってくれていて、私は出て行くように言われ、待合室で待っていました。
また長男のぎゃん泣きが聞こえてきました。
一人で泣きそうでした。
外来の人がたくさんいたので、泣くのは我慢するしかありませんでした。
吐き戻しの結果が分かった
胃食道逆流症でした。
胃の入り口が緩くなっており、飲んだものが戻ってきてしまう
簡単に説明すると上記のような状態です。
長男は胃の入り口は広がり、胃の出口が狭まっていたという状態だったようです。
胃食道逆流症は六君子湯という漢方で良くなるらしく、それを飲ませて様子見になりました。
1週間くらい入院が延長となりました。
原因が分かり本当に安心しました。
またここでも小話がありますが、また後日・・・
胃食道逆流症が六君子湯で治った
無事に治りましたー!!!
ミルクを飲ませた後に、30分くらい縦抱きが必須でしたが、そんなの関係なく嬉しかったです。
はき戻しが減ったので、体重の増加もよく分かるようになりました。
顔がぷっくりし始めました。
肥厚性幽門狭窄症手術のまとめ
・術後通常なら5日くらいで退院
・もし吐き戻しが続くようなら胃食道逆流症を疑って!
・胃食道逆流症は六君子湯という漢方で劇的に良くなる
手術をすると劇的に顔色が良くなります。
今回は2つの病気が重なって発病していたので、手術していて良かったです。
薬だとなぜ症状が続くのか分からないままだったと思います。
初めての子どもで精神的にも大変な入院でした。
でも、治ります!!
大丈夫ですよ!
今だけです!
2018年現在2歳になりましたが、傷もほとんど目立っていませんよ。
毎日保育園に通っています。
病気をしていたなんて嘘みたいに元気です^^
私のブログで少しでもママさんの不安が取り除けてることを願っています。
もし、ここに載っていないことで、私が経験していることがあるかもしれません。
何か知りたい方は遠慮なく問い合わせて下さいね。